心を子供に学ぶ。
生き物の純粋さについては、大人より子供が優れている。
人は大人になる過程で、社会観や、物の価値などを知り、欲を覚えていく。
欲は人の心を惑わす。
よい面もあれば、悪い面もある。
欲を知らない子供は大人より生き物として純粋だ。
子供は素直だ。
素直ゆえに行動も礼儀正しい。
人と会えば、挨拶をする。
電車でお年寄りがいれば席を譲る。
落し物を見つければ交番へ届ける。
こういう風景は大人より子供のほうが多いのではないか。
大人は子供の手本であるべきだ。
だが、純粋さ、素直さ、優しさについては大人は子供を見習うべきだ。
子供のような優しさを持てれば、大人はもっと子供の目標になれるのではないか。
子供に教え、守り、そして心を伝えられる。
そんな大人でありたい。
今の大人はどうか。
社会に潰され。
心をすり減らし。
自分のことしか考えられず。
人の前で平気で愚痴を言う。
そんな大人が子供に心を伝えられるだろうか。
少なくとも、子供は食事の場で愚痴を言わない。
手本となる大人が、子供から心を学ぶ。
情けないことではないか。
私もその情けない大人である。
だが、そうしなければならない。
人を信じ、素直で、人に優しくありたい。
子供から学ぼう。