怒らない生き方。
私は怒らないようにしている。
ここ何年も怒っていない。
なぜ怒らないか。
怒ったところで、状況が変わらない。
それどころか周りの雰囲気を悪くする。
意味がないと感じたから。
もちろん、以前は怒っていた時期もある。
仕事で部下が失敗したとき、人に失礼なことをされた時、嫌がらせを受けた時など。
怒れば問題は解決しただろうか。
答えはNoだ。
部下が失敗した時、叱責したところで、
またいずれ同じ失敗をする。
人は失敗をするものだ。仕方ないことだ。
失敗を責めるより、自分にも問題が無かっただろうか。
仕事のプロセスに問題はなかっただろうか。
問題を洗い出し、プロセスで対策をするほうが、失敗の数は減る。
失敗した相手を責めるより、慰めよう。
そして、一緒に問題解決の方法を考えようと言ってあげよう。
失礼なことをされた時だって、
怒ったところで余計に喧嘩になりかねない。
相手が素直に謝ってくれるとは限らない。
ちょっとしたことで、ムッとするのはあるかもしれない。
だが許してあげよう。
皆人間だ。
誰だって気が付かないところで、相手に失礼なことをしている場合もある。
怒ることは、相手を嫌な気持ちにさせる。
怒ることは、相手に恐怖を与える。
恐怖で相手を封じ込めたり、事を自分の思う様にしようとする。
怒ることは自分の憂さ晴らしのようで、たちが悪い。
怒っている時は相手の気持ちを考えていない。
怒っている時は相手の立場を考えてあげていない。
しかし、どうしようもないこともある。
相手のことを考えてあげれば、許してあげられないだろうか。
怒るよりも、許してあげよう。
認めてあげよう。
私はそう思う。