文化はその国民の精神である。文化を認め合うことで、人は上手に付き合える。
世の中にはたくさんの文化、風習ある。
国家規模の文化、地域規模の風習、会社や学校などの小さな規模の決まりごとまで。
自分から見て、素晴らしい文化もあれば、理解し難い風習もある。
異なる文化があるから、面白いこともあれば、辛いこともある。
そんな文化、風習は、そこに住む人々の生き方であり、精神でもある。
それを非難してはいけない。
自分の文化を相手に押し付けてはいけない。
どの文化が正しいなんてない。すべてが正しいのだ。
他の文化に接する時には、その文化に従わなければならない。
そこに住む人々が長い年月をかけて、作ってきた文化だ。
それを今日やってきた人によって乱されては堪ったものではない。
例えば。
職場が変わった時には、まずは新しい職場の文化を理解しなければならない。
もし、前の職場のやり方で行えば、周りとうまく仕事ができるはずがない。
留学した時には、その国の生活様式に従う。
留学先の生活様式を気にせずに過ごせば留学先の人々に不快な思いをさせる。
友人の家へ行った時も、その家の決まりを守る。
郷に入れば郷に従え。
これを忘れてはいけない。
しかし、相手の文化を見習い、自分の文化を改めることは良いことだ。
そうやって、明治の日本は近代化することができた。
もちろん、一人勝手にやるのではなく、周りの人と理解し合わなければならない。
文化は皆の共有の財産だからだ。
他人の文化を理解し、尊重する。
そうすれば、些細な揉め事も、紛争も減るのではないだろうか。
人はどうしても物事を自分の考えだけで捉えがちだ。
相互の文化との違いを理解しなければならない。
そして、お互いが認め合えば、
国境があっても、うまくやっていける。
民族や習慣が違っても、友人になれる。
そうではないだろうか。